「社内SEって何する仕事?」「ヘルプデスクと何が違う?」
そんな疑問を持つ方は多いです。
結論から言うと、社内SEは自社のITを止めないことが使命です。
SIerのように外の顧客を相手にせず、自社の社員=顧客になります。
私は10年以上社内SEとして働いていますが、外から見るより幅広く、かつ裁量が大きい職種です。
社内SEとは?役割とミッション
社内SEの使命は一言で言うと、
ITトラブルを防ぎ、自社の業務を止めないこと
具体的には:
- PC・アカウントなどの“入口”から
- サーバーやインフラなどの“裏側”
- ERPや基幹など“ビジネス本流”
まで面倒を見る“自社のIT責任者”のような役割です。
SIer・SESと大きく違うのはここ
- SIer → 外の顧客にシステムを納める
- SES → 開発現場で人材として参画する
- 社内SE → 自社のIT基盤を守る
つまり納期より安定性が重要になります。
社内SEの仕事内容は大きく3分類
社内SEの仕事は次の3つに大きく分かれます。
① 情シス一般(IT運用・ユーザー対応)
最も幅広い領域です。
主な業務は:
- ヘルプデスク(ITに関する質問受付)
- PCキッティング(セットアップ)
- IT資産管理(PC・ライセンス・周辺機器)
- アカウント管理(Microsoft365など)
- ソフト配布やバージョン管理
- ベンダー調整(見積依頼・要件整理)
- リモート接続対応
- DX企画(業務改善・ツール導入)
特にユーザーサポート能力が強く求められます。
【私の現場感コメント】
実際、私は“申請周り担当1名+基幹担当1名+自分”の3名体制でしたが、
ユーザー対応は一番時間を取られます。
パスワード忘れ、メール設定、Teamsトラブルなどは日常茶飯事です。
② インフラ系(サーバー・ネットワーク・クラウド)
インフラは自社の“裏側”です。
扱う領域は:
- サーバー
- AD(Active Directory)
- ファイルサーバー
- グループポリシー
- WSUS(Windows Update管理)
- ウイルスソフト管理サーバー(ApexOneなど)
- 情報資産管理サーバー(SKYSEAなど)
- MAC認証サーバー
- ネットワーク監視サーバー
- Hyper-V等仮想環境
- バックアップ/証明書
- ネットワーク
- L2/L3スイッチ
- VLAN/ACL
- VPN
- ルーティング
- UTM/ファイアウォール
- 無線導入
- その他(クラウドなど)
- リモート接続
- Webフィルタシステム
- Microsoft365
- Azure
- AWS
- ID管理(SSO/EDRなど)
多くの中小企業はこの領域を外注(SIer)します。
社内SEは要件定義〜ベンダー管理〜検収が主業務になります。
【私の現場感コメント】
私自身はインフラ領域を担当しており、
ネットワーク監視サーバー、VPNリモート接続、証明書サーバー、社内アプリなどは自分で構築してきました。
ただ企業によっては全部外注で、
社内SEは「コントロールと検証のみ」というケースも多いです。
③ アプリ/基幹系(ERP・業務効率化ツール)
“会社の売上のお金の流れ”を扱う領域です。
扱う領域例:
- ERP(会計・販売・生産管理)
- ワークフロー
- 勤怠・人事システム
- 社内アプリ(PowerApps等)
- RPA(PowerAutomate等)
- Access/Excelツールの保守
特に中堅〜大手は基幹系が分業されます。
例)
- 財務:会計/ERP
- 生産:生産管理
- 営業:SFA/CRM
- 管理:人事/勤怠
【私の現場感コメント】
私が過去プログラミング開発していた事もあり、社内アプリを作ってと言われることもありました。
その他システム導入は役員決裁の資料作成は毎回重いですが、
業務に直結するので改善効果は分かりやすいです。
社内SEの具体的な1日の流れ例
実際の1日はこんな感じです
09:00〜09:30|問い合わせ対応(Teams/電話)
→ パスワード初期化、複合機設定、VPNなど
09:30〜11:00|ベンダーからの回答確認作業
→ 見積の内容チェック、詳細設計書・テスト項目書の確認等
11:00〜12:00|ベンダー打合せ
→ UTM更新やM365ライセンスの見直しなど
13:00〜15:00|社内申請対応/見積取得
→ PC購入/ライセンス追加/VPN申請/決裁書作成など
15:00〜17:00|構築作業 or 設計資料作成
→ ウイルスソフトのVerUp対応、WindowsUpdate(FU)対応、社内アプリ開発など
17:00〜18:00|明日の作業整理/申請処理
トラブル時はここに障害対応が割り込むイメージです。
社内SEの仕事が外注されやすい理由
多い理由は3つ:
① 専門技術が必要なため(例:UTM/仮想化/基幹)
② 人を増やせないため(中小に多い)
③ 信頼できるベンダーが会社に存在するため
社内SEは
内製できる部分を選択し、外注を制御する仕事
という面も強いです。
【私の現場感コメント】
インフラ領域は外注が多く、社内SEは「要件定義」「設計レビュー」「検収」が重要です。
依頼するからといっても自分で構築出来る位の能力がないと、ベンダーの設計ミスに気づけず事故ることがあります。
個人的には構築出来なくても何かあった場合はベンダーのせいに出来るが、品質やトラブル時は結局自分が残業したりするので技術があるに越したことはないかなと思います。
社内SEに求められるスキル
求められるのは“技術”よりも“調整力”です。
▼必須スキル
- 調整力(部署間/ベンダー)
- 調査力(分からない事を調べて解決する力)
- コミュニケーション(非エンジニア向け)
- ロジカル説明力
- 設計力(タスクを洗い出し計画を立てる力)
▼あると強い技術スキル
- AD/WSUS/証明書
- VLAN/UTM/VPN
- Windowds Server構築
- ERPの基礎知識
- ネットワーク(IP/DGW/DNS/チーミングなど)
- バックアップ/UPS
- PCキッティング(sysprep)
【私の現場感コメント】
最終的に調整力が必要ですが正直「技術あっての調整力」です。
技術がないとやるタスクも出てこないしミスに気付きにくいです。
今現在私が転職を考えていない理由は、技術×調整力の両方を活かせて裁量が大きいからです。
技術しかやりたくない人には合わないですが、「任せてもらえる仕事が好きな人」には天職です。
社内SEの仕事内容で誤解されやすいポイント
誤解①:社内SEは“楽”ではない
→ 外の納期はなくても内部で負荷はあります
誤解②:技術だけの仕事ではない
→ 説明、調整、稟議、資料作成の方が多い
誤解③:ヘルプデスクだけではない
→ 中小では構築や企画まで全部担当します
社内SE転職は進め方を間違えると後悔しやすい職種です。
社内SEの仕事内容、年収アップ、良い所悪い所、転職方法の全体像は以下の記事で整理しています。
現役社内SEだから書けるリアルな内容となっています。(リアル年収も公開)
👉 【現役社内SEが解説】社内SE転職 完全ガイド|仕事内容・年収・良い所・悪い所まで現場目線で全解説
まとめ
社内SEは:
✔ ユーザー対応(情シス)
✔ インフラ(サーバー/NW/クラウド)
✔ 基幹システム(ERP/RPA/業務ツール)
という幅広い領域を扱う仕事です。
外から見るよりも裁量が大きく、
ITを軸に自社の業務改善に関わりたい人には向いています。
逆に、
- 技術だけやりたい
- 外部のプロと議論したい
- 指示ベースで働きたい
というタイプはSIerやSESが向いています。
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